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岡山県で注文住宅を建てるなら階段はどう選ぶ?後悔しない配置・種類・安全性をプロが解説

注文住宅を検討される際、間取りのなかでも意外と後回しにされがちなのが「階段」です。

しかし、階段は単なる上下階の移動手段ではありません。

配置一つで家族のコミュニケーションの形が変わり、デザイン一つで住まい全体の印象を大きく左右する、設計の要といえる存在です。

今回は、地元岡山で数多くの家づくりをサポートしてきた倉敷ハウジングが、後悔しない階段選びのポイントを徹底解説します。

 

「リビング階段」と「ホール階段」、どちらを選ぶべきですか?

家族のコミュニケーションを重視するなら「リビング階段」、プライバシーや冷暖房効率を優先するなら「ホール(廊下)階段」がおすすめです。

階段の配置は、家族の生活動線に直結します。

岡山でも特に子育て世代に人気なのがリビング階段ですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

 

階段配置の比較表

配置場所

メリット

デメリット

リビング階段

家族が顔を合わせる機会が増える。リビングが広く見える。

音やニオイが2階に伝わりやすい。冷暖房効率が下がるリスクがある。

ホール階段

プライバシーを確保しやすい。冷暖房の効きが良い。来客時に気を使わない。

家族がいつ帰宅したか分かりにくい。廊下分のスペースが必要。

岡山は夏が暑く、冬は底冷えする地域もあります。リビング階段を採用する場合は、家の「断熱性能」が非常に重要になります。

 

階段の安全性について、知っておくべきことは?

建築基準法で定められた寸法(幅、踏面、蹴上げ)がありますが、家族の将来を考えるなら法律以上の「ゆとり」を持たせることが大切です。

階段での転倒事故を防ぐためには、寸法への配慮が不可欠です。

  • ・踏面(ふみづら): 足を乗せる板の奥行き。20cm〜22cm程度あると安定します。
  • ・蹴上げ(けあげ): 階段1段の高さ。18cm〜20cm程度が、小さなお子様やご高齢の方でも上り下りしやすい目安です。
  • ・手すりの設置: 建築基準法でも義務付けられていますが、握りやすい形状や高さにこだわることが重要です。

出典:建築基準法施行令第23条(階段の寸法)|e-Gov法令検索

 ※住宅の階段は、幅75cm以上、蹴上げ23cm以下、踏面15cm以上と法律で定められていますが、これはあくまで「安全に上り下りするための最低基準」です。

また、消費者庁のデータによると、家庭内事故のなかでも「階段からの転落」は非常に多く報告されています。

滑り止めの設置や、足元を照らすフットライトの採用も検討しましょう。

出典:消費者庁「家の中の事故に気を付けましょう

 

階段下のスペースを有効に活用する方法は?

階段下のスペースを有効に活用する方法は?

「収納」「ワークスペース」「トイレ」「ペット専用スペース」など、暮らしに合わせた多様な活用方法があります。

30坪〜40坪の注文住宅では、いかに無駄なスペースをなくすかが重要です。階段下は約1坪〜2坪ほどの貴重な空間になります。

  1. 1.大容量の収納: 掃除機や季節家電、トイレットペーパーなどのストック置き場に最適です。
  2. 2.ワークスペース・ヌック: 階段下の程よい「こもり感」を活かして、デスクを置いたり、読書を楽しむヌック(小さな隠れ家)を作ったりできます。
  3. 3.トイレ: 1階のスペースを有効活用するために階段下にトイレを配置するのも一般的です。
  4. 4.ペットスペース: ワンちゃんや猫ちゃんの専用ベッドやトイレを置く場所として、リビングの一角に作ることができます。

 

階段をおしゃれに見せるコツは?どのようなデザインがあるの?

階段を単なる「通路」ではなく、住まいを象徴する「家具」や「アート」の一部として捉えることで、空間全体の質感は劇的に向上します。

構造の選び方と、手すりなどの「異素材」の組み合わせがデザインの決め手となります。

階段のデザインは、住まい全体のテイストを決定づける重要な要素です。

ただ上り下りできれば良いという考えから一歩踏み出し、空間の主役として演出するための具体的なコツを解説します。

構造で変わる「空間の表情」

  • ・ボックス階段の演出: 両脇が壁に囲まれたボックス階段は、最も一般的ですが、工夫次第で非常にスタイリッシュになります。たとえば、踏板と垂直の板(蹴込み板)の色を変えることでリズムを生み出したり、階段に面した壁を「ギャラリー」として活用し、お気に入りのアートや家族の写真を飾ることで、移動するたびに心が弾む空間に変貌します。
  • ・スケルトン階段(オープン階段)の開放感: 段板と骨組みだけで構成され、向こう側が透けて見えるスケルトン階段は、視線と光を遮りません。リビングの中央に配置しても圧迫感がなく、むしろ大きな吹き抜けと組み合わせることで、空間に圧倒的な広がりと「光の通り道」をもたらします。

デザインの格を上げる「素材とパーツ」の選び方

  • ・異素材のミックス: 温かみのある木の踏板に、シャープな黒のアイアン手すりを組み合わせる手法は、岡山でも非常に人気があります。無機質な鉄と温かい木のコントラストが、空間全体に洗練された「カフェ風モダン」な印象を与え、住まいの質感を一気に引き上げます。
  • ・パネル手すりの活用: 透明なアクリルやガラスのパネルを採用することで、視覚的な広がりを最大限に保ちつつ、小さなお子様の転落リスクも軽減できます。光を透過させるパネルは、夜間にペンダントライトなどの照明と組み合わせることで、ラグジュアリーなホテルライクな質感を演出してくれます。

 

暮らしを彩る階段デザイン集

階段は単なる上下階の移動手段にとどまらず、空間の表情を豊かに彩るインテリアの主役としての役割も果たします。

機能美と高いデザイン性を両立させた、倉敷ハウジングが手掛けるこだわりの階段事例をご紹介します。

スケルトン階段が主役の「おうちカフェ」LDK

スケルトン階段が主役の「おうちカフェ」LDK

窓辺の広い「土間スペース」が、暮らしの楽しみを広げてくれるお家です。

LDKのどこにいても目を引くのは、黒いスケルトン階段。 視線が抜けるので圧迫感がなく、大きな吹き抜けと相まって、想像以上の開放感を味わえます。

木の温もりと黒の無骨さが絶妙にミックスされた、まるでカフェのような空間。

お気に入りのグリーンを飾ったり、椅子に腰掛けてコーヒーを飲んだり、毎日がちょっと特別になる、そんなデザイン住宅です。

>>施工事例「フレキシブルな家

 

家族の気配が溶け込むホワイト階段 

家族の気配が溶け込むホワイト階段

壁も天井も、そして階段まで白を基調とした、清潔感と開放感あふれるLDKです。

デザイン階段をリビングの壁際へ配置することで、空間をより広く、軽やかに見せる視覚効果を生み出しています。

リビング内に階段があることで、2階へ上がる際も自然と家族が顔を合わせ、心地よいコミュニケーションが生まれる動線になっています。

>>施工事例「光と風が舞う、プライバシーに配慮したお家

 

開放感と上質さが交差するリビング階段

開放感と上質さが交差するリビング階段

大きな吹き抜け空間に、透明感のあるパネル手すりを採用したリビング階段です。

球体のペンダントライトが空間にリズムを与え、夜には幻想的な光の演出を楽しめます。

階段の踏み板には落ち着いた木目を選び、ホワイトのフレームと合わせることで、上品で軽やかな印象に。

奥に続く和室との繋がりも考慮し、家中どこにいても家族の気配を感じられる、開放感に満ちたラグジュアリーな住まいです。

>>施工事例「吹き抜けリビングで大空間のお家

 

階段は「家族を繋ぐ」設計の要

理想の注文住宅を建てるなら、階段を「ただの通り道」で終わらせてはいけません。

リビング階段で家族の会話を増やすのか、スケルトン階段で光を取り込むのか、あるいは階段下収納で生活感を隠すのか。

その選択ひとつで、住まいの快適性は劇的に変わります。

 

【階段選びのチェックリスト】

  • ・家族のプライバシーとコミュニケーションのバランスはどうか?
  • ・踏面や蹴上げの寸法は、将来も安心できるサイズか?
  • ・階段下のスペースを具体的にどう使うか?

「自分たちの間取りに最適な階段の位置を知りたい」という方は、ぜひ一度、倉敷ハウジングのモデルハウスへお越しください。

数多くの施工事例をもとに、建築士をはじめとするプロのスタッフが、あなたにぴったりの「家族が繋がる階段」をご提案させていただきます。

 

>>倉敷ハウジングの「お問い合わせフォーム」はこちら

この記事を書いた人

くらハウスタッフ Y

宅地建物取引士,2級ファイナンシャル・プランニング技能士

住宅に携わって早7年。 総務課と広報課を兼任し、社内外にくらハウの魅力を発信するべく活動しております。

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