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岡山県で土地なしで注文住宅を建てるには?流れと成功のポイントを徹底解説

岡山で注文住宅を建てたいものの、土地がなく「何から始めればいいのか分からない」という方は少なくありません。

土地なしの家づくりは最初の進め方を誤ると、大きな遠回りを招きます。

本記事では、岡山で土地なしから注文住宅を建てるための“効率的な流れ”をわかりやすく解説します。

 

土地なしの注文住宅で最初にやるべきことは?

土地なしで家づくりを始める際、最初に土地探しに走るのは失敗の原因になります。

家づくりの成功は「総予算の把握」から始まり、予算を明確にすることで土地と建物のバランスが取れた計画が立てられます。

まずは全体予算を整理し、無理のない資金計画を整えることが最優先です。

 

資金計画を決める(総予算の把握)

注文住宅では、費用項目が次のように多岐にわたります。

  • ・建物本体
  • ・土地代
  • ・外構工事
  • ・地盤改良
  • ・登記費用・火災保険
  • ・各種諸費用

特に土地に予算を使いすぎると「希望していた家が建てられない」 という典型的な失敗につながります。

そのため、まず次の2点を明確にしましょう。

  1. 総予算(ローン借入可能額)を把握する
  2. 総予算から「建物費+諸費用」を差し引き、土地に使える金額を決める

この段階で探すべき土地価格帯がはっきりし、土地探しが効率的になります。

 

土地に使える金額は“逆算”で決まる

土地価格は「総予算」から逆算で算出するのが最も安全です。

土地予算 = 総予算 − 建物費 − 諸費用

たとえば

  • ・総予算:3,800万円
  • ・建物:2,300万円
  • ・諸費用:300万円

→ 土地予算=1,200万円以内

土地予算が曖昧だと、候補が多すぎて迷走し、判断が遅れる原因になります。

 

岡山の土地相場を把握してエリアを絞る

岡山県はエリアによって土地価格が大きく異なります。

 土地予算を導き出したら、相場に照らして現実的なエリアを選ぶことが大切です。

岡山県の土地相場(2025年 岡山県公示地価)

  • ・岡山市北区:27.3万円/坪
  • ・岡山市中区:26.2万円/坪
  • ・岡山市南区:17.3万円/坪
  • ・岡山市東区:10.7万円/坪
  • ・倉敷市:16.6万円/坪
  • ・総社市:12.8万円/坪
  • ・浅口市:9.4万円/坪
  • ・津山市:7.3万円/坪

出典:トチノカチ「岡山県の地価・土地価格(公示地価)

この相場を踏まえて土地予算とエリアを照らし合わせると、選択肢を無駄なく絞り込むことができます。

結果として、理想の土地に出会える確率も高くなります。

 

土地なしから建てる注文住宅の全体の流れ

土地を持たずに家づくりを進める場合、一般的な進行の流れがあります。

この流れを知っておくことで、迷わず効率的に進められます。

ここでは全体像を確認します。

土地なし〜引き渡しまでの全体スケジュール

ステップ

主な内容

期間の目安

1

情報収集・方向性決定

1〜3ヶ月

2

建築会社・工務店選び

1〜3ヶ月

3

土地探し(並行)

1〜6ヶ月

4

プラン作成・打ち合わせ

2〜4ヶ月

5

契約・住宅ローン手続き

1〜2ヶ月

6

着工準備・地鎮祭

約1ヶ月

7

着工・工事

5〜7ヶ月

8

完成・竣工検査・引き渡し

約1ヶ月

各ステップの流れとポイント

1|情報収集・方向性決定(1〜3ヶ月)

  • ・予算の把握
  • ・家族の要望整理(間取り・広さ・デザイン)
  • ・SNS・モデルハウス・施工例の確認
    家づくりの“軸”を固める重要な期間です。

2|ハウスメーカー・工務店選び(1〜3ヶ月)

  • ・住宅性能・デザイン・標準仕様の比較
  • ・見積り依頼
  • ・工務店ごとの施工エリア・得意分野を確認
    岡山は地域密着の工務店が多く、相性・提案力の差が出やすい工程です。

3|土地探し(1〜6ヶ月)※工務店と探すと効率的

  • ・予算に合うエリアの絞り込み
  • ・建築士のチェックを受けながら土地見学
  • ・候補地でラフプラン作成
    人気エリアは動きが早いため、工務店と連携して探すことで、決断がしやすくなります。

4|プラン作成・打ち合わせ(2〜4ヶ月)

  • ・要望をもとに間取りの提案
  • ・断熱・耐震・設備など性能の決定
  • ・外観・内装・収納計画の調整
    プランが固まるほど総額が明確になります。

5|契約・住宅ローン手続き(1〜2ヶ月)

  • ・建物の請負契約
  • ・ローンの本審査
  • ・必要書類の提出
    土地と建物を同時に進めるため、金融機関との連携が重要です。

6|着工準備・地鎮祭(約1ヶ月)

  • ・許認可手続き
  • ・近隣あいさつ
  • ・地鎮祭
    建築の工程に入るための準備期間です。

7|着工・工事(5〜7ヶ月)

  • ・基礎工事
  • ・上棟
  • ・内外装工事
  • ・設備工事
    規模や仕様で前後しますが、岡山の一般的な注文住宅では半年前後が目安です。

8|完成・竣工検査・引き渡し(約1ヶ月)

  • ・完成検査
  • ・社内検査・施主検査
  • ・不具合修正
  • ・引き渡し・鍵の受け取り
    引き渡し後は、アフターサービスがスタートします。

→ 全体の期間は「約12〜20ヶ月」が一般的

土地なしからの家づくりでは、土地探しの期間が最もばらつく部分です。

そのため、余裕を持ったスケジュールを組むことで、慌てずに家づくりを進められます。

 

“工務店と土地探し”が最も効率的

“工務店と土地探し”が最も効率的

土地を自分だけで探すと、建築の専門知識が必要な部分を見落としてしまい、判断ミスにつながります。

住宅会社と同時進行で土地探しを行うことで、建築視点でのチェックが入り、買ってはいけない土地を早期に排除できるため、土地選びの精度が大きく向上します。

問題のある土地を避けられる

工務店の建築士が法規・地盤・インフラ・造成条件を総合的にチェックするため、

  • 建築不可
  • ・地盤が弱い
  • ・引き込み費用が高額
  • ・駐車計画が取れない

などのリスクを事前に判断できます。

 

土地に合わせたプランを同時に検討できる

土地を見ながら、

  • ・建物の配置
  • ・駐車場の台数
  • ・日当たり
  • ・庭の広さ

などをラフプランで確認でき、その場で「暮らしのイメージ」が具体化します。
購入後の「思っていたイメージと違う」という後悔を防げます。

 

総額が早期に把握でき、予算オーバーを防ぎやすい

土地・建物・外構・地盤・インフラをまとめて試算できるため、初期段階で総額が明確になります。

土地だけ先に決めてしまい「建物を打ち合わせたら予算が足りなかった」を防げます。

 

土地なしの家づくりは“順番”と“パートナー選び”が重要

土地なしの家づくりは“順番”と“パートナー選び”が重要

土地なしからの家づくりは、「何から始めればいいのか分からない」「土地探しが難しそう」と不安を抱える方が多いものです。

しかし、正しい順番で進めることで、初めての方でも無理なく計画できます。

特に大切なのは、①予算を固める → ②工務店を選ぶ → ③土地探しを進める という流れを守ること。

土地探しを先にしてしまうと、建物の希望が叶わない、総額が合わないといった失敗につながりやすいため注意が必要です。

 

また、岡山はエリアによって坪単価・地盤・インフラ状況が大きく異なる地域です。

岡山市・倉敷市内の人気エリアは価格が高く動きも早いため、建築士と一緒に土地を検討することで、候補地を効率よく絞り込めます。

 “土地だけで判断しないで、建築の視点で総額を見ながら決める”

 これが、岡山で後悔しない土地なし家づくりのポイントです。

倉敷・岡山で土地なしから家づくりを進めるなら、地域の土地情報に精通し、土地探しから設計・施工まで一貫対応できる工務店に相談するのがスムーズです。

建物と土地を切り離さずに検討できるため、無駄のない判断ができ、全体予算のブレも防ぎやすくなります。

 

倉敷ハウジングでは、

  • 土地探しサポート(エリアの特徴や相場も踏まえてご提案)
  • ・建築士によるプランニング
  • ・現地調査・法規チェック
  • ・土地・建物・外構を含めた総額シミュレーション

といった“土地なしの方がつまずきやすい工程”を一括でフォローしています。

 

そのため、

  • ・「家づくり、まず何から始めればいい?」
  • ・「この土地に理想の間取りは入る?」
  • ・「総額はいくらになる?」

といった不安を、その場で一つずつ解消しながら計画を進められます。

 >>倉敷ハウジングの「お問い合わせフォーム」はこちら

この記事を書いた人

くらハウスタッフ Y

宅地建物取引士,2級ファイナンシャル・プランニング技能士

住宅に携わって早7年。 総務課と広報課を兼任し、社内外にくらハウの魅力を発信するべく活動しております。

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