コラム

金物工法って何? 木造住宅の基礎知識

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日本で最も主流の工法は木造軸組構法であり、住宅の7~8割がこの工法で建てられています。基礎の上に木の土台を据え、柱と柱を梁で水平につなぎ、対角線を筋交いで補強する構造です。

「木造軸組構法」の他に、「金物工法」という言葉をよく聞くけれど、具体的にはどんな違いがあるんだろう……?

そんな疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか? 今回は、金物工法について詳しくご説明します。

 

金物工法って?

金物工法は、一般的な在来軸組み工法の仕口と接合金物を使いません。

仕口の欠損を少なくし、特殊な金物で接合する工法です。

 

「木造軸組工法」「金物工法」と、区別されているように感じますが、本来はどちらも「木造軸組工法」で、「木造軸組工法」の中の「金物工法」という位置付けになります。

 

「金物工法」のメリットは?

地震の際、家のジョイント部には2つの力がかかります。

 

1. 建物を揺らす横向きの力。ジョイント部が斜めに変形します。

2. 柱と梁が引っ張られる縦向きの力。柱と梁が引き抜かれてしまいます。(図1)

 横縦の力

          (図1)

 

木造在来工法では接合部に耐力は見込みません。

木造軸組構法は工場で組み合わせる仕口を加工しますが、単純な作りなので、この仕口では引き抜く力に対抗でききないからです。鉄骨やコンクリートのように剛接合にする方法も、これまでありませんでした。

耐力のない仕組みを補強するのが、筋交いや構造用合板などです。筋交いなどを作ることで、ジョイント部に斜めの変形が起こる力が加わる事自体を防いでいます。

それに対して、接合部を補強できることが金物工法のメリットと言えます。

従来の木造仕口・継手を金物接合に置き換えて構造材を緊結するので、接合部の木材断面欠損は木造軸組工法の約1/4になります。断面欠損を最小限に抑えられるので、接合強度は約1.5倍になることが証明されています。(図2)


切り欠きと金物

          (図2)

 

気をつけたいポイントは?

金物で補強するといってもそれは接合部のみ。木材のたわみまでは補強することがでないので、注意が必要です。

また、金物は錆びると強度が著しく低下します。建築中の雨などの養生をしっかりとしないといけません。養生以外の面でも、安全な家づくりのためにはどんな工法でも建築現場でのしっかりとした施工が不可欠です。
金物工法を扱う会社は複数ありますので、信頼できる工務店選びも重要なポイントとなるのではないでしょうか?

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