コラム

どう壊れるの? 家の倒壊パターンと耐震等級

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実際に「地震で倒壊した家」にどんな特徴があったのか、皆さんはご存知ですか?

そこにはいくつかの共通項があります。

耐震に取り組む上で、「過去に壊れた家」の特徴を知っておくことは非常に大事なこと。

今回は、建物の倒壊パターンに注目してご説明します。

 

建物ってどう倒壊するの?

古い建物では、1階が倒壊して真下に落ちるパターンが多い傾向にあります。

1階が潰れ、その上に2階が落ちてしまうような崩れ方が特徴的です。

強い直下型地震による柱抜けや、バランスの悪い壁配置による、建物のねじれ現象が原因です。(図1)
倒壊パターン

      (図1)

他にも、築年数が浅い建物では、1階の開口分ずれるパターンが多い傾向にあります。(図2)
倒壊パターン2

      (図2)

面材を張った建物の場合は、箱状に転がるパターンが多い傾向にあります。(図3)

倒壊パターン3
      (図3)

 

耐震等級3ってどれくらい強いの?

前述したように、新しい家でも「倒壊」は起きています。

その中でも、築2か月という新しさにも関わらず、1階が完全に潰れた住宅もありました。

その事実は地震の強さとは別に、耐震における構造的な問題点があったことを証明しているのではないでしょうか。

建築基準法で定められた耐震性能に対する要求性能は、耐震等級1の場合、以下の内容です。

 

①中地震(建物の供用期間中に数回遭遇する程度の地震)に対して損傷せず、地震後も特に修復を要しないこと

②大地震(建物の供用期間中に一度遭遇するかもしれない程度の地震)に対して(一度だけ)倒壊・崩壊せず、人命が守られること

 

つまり、「中地震の場合はまだ住むことができるが、大地震の場合は人命こそ守るが、その後そのまま住むことはできない家」であると言えます。

 

ここで、熊本地震における耐震等級3の木造住宅の建築期別の損傷比率を見てみましょう。(図4)
木造住宅の損傷比率

                    (図4)

建築学会により発表された益城松中心部での悉皆調査(調査探究しようとする事象を全体にわたって漏れなく,また重複することなく調査する方法)の結果、耐震等級3の住宅には大きな被害がないことが証明されました。

 

地震に強い住宅を検討している方は、耐震等級1の建物と耐震等級3の建物の過去の被害状況を参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

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